モビルスーツ

GQuuuuuuX(ジークアクス)完全ガイド— アマテの覚醒機体を徹底解説

GQuuuuuuX(ジークアクス)完全ガイド — アマテの覚醒機体を徹底解説
目次
  1. 01GQuuuuuuX(ジークアクス)とは — 少女と謎の試作機が紡ぐ、新しいガンダムの物語
  2. 02基本スペック — ジオン軍が秘密裏に送り込んだ試作機
  3. 03武装・装備一覧 — クランバトルを勝ち抜く力
  4. 04エンディミオン・ユニット覚醒 — 機体が「目覚める」とき
  5. 05パイロット:アマテ・ユズリハ(マチュ)
  6. 06gMS系列の系譜 — Ω(オメガ)は何を意味するか
  7. 07デザインノート — 山下いくとが描いた「新しいガンダム」
  8. 08文化的影響とファン反応 — 「エヴァなのかガンダムなのか」論争
  9. 09作中での活躍ハイライト
  10. 10ガンプラガイド — GQuuuuuuXを手元に
  11. 11関連記事リンク
  12. 12出典

GQuuuuuuX(ジークアクス)とは — 少女と謎の試作機が紡ぐ、新しいガンダムの物語

2025年1月、劇場版『GQuuuuuuX -Beginning-』のスクリーンに映し出されたそのモビルスーツを見た瞬間、多くのガンダムファンは息を呑みました。曲線的な装甲、逆関節のような脚部、顔を覆い隠す赤いブレードアンテナ——「これは本当にガンダムなのか?」と。

GQuuuuuuX(ジークアクス)。作品名と同じ名を冠したこの機体は、『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』の物語の中核を担う主人公機です。ジオン公国軍の大佐シャリア・ブルが、消息不明の英雄シャア・アズナブルを追うために秘密裏に投入した試作モビルスーツ。正規の軍用機でありながら、表向きの軍事作戦ではなく、サイド6で非合法に行われるモビルスーツ格闘競技「クランバトル(クラバ)」のフィールドに送り込まれました。

そしてこの異形の機体を託されたのは、モビルスーツに乗った経験すらない女子高生——アマテ・ユズリハ。エントリーネーム「マチュ」として、彼女はクランバトルの世界に飛び込みます。

なぜシャリア・ブルはこんな回りくどい方法をとったのか。なぜ民間人の少女がパイロットに選ばれたのか。そしてこの機体には何が隠されているのか——GQuuuuuuXを深く知ることは、そのまま本作の物語を深く理解することにつながります。

基本スペック — ジオン軍が秘密裏に送り込んだ試作機

GQuuuuuuXの出自をひと言でまとめるなら、「ジオン軍が極秘に開発し、民間のクランバトルに紛れ込ませた試作モビルスーツ」です。通常のジオン正規軍の量産機とは根本的に異なる、特殊な背景を持つ機体です。

項目 詳細
機体名 GQuuuuuuX(ジークアクス)
型式番号 gMS-Ω(gMS-オメガ)
陣営 ジオン公国軍(のちクランバトルで運用)
分類 試作モビルスーツ
パイロット アマテ・ユズリハ(エントリーネーム:マチュ)
運用目的 シャア・アズナブル捜索任務(表向きはクランバトル参戦)
投入者 シャリア・ブル大佐
動力源 サイコミュ搭載型
時代 宇宙世紀0085年(パラレルワールド)
所属変遷 ジオン公国軍 → クランバトル(カネバン有限公司 / ポメラニアンズ)
メカニカルデザイン 山下いくと

型式番号「gMS-Ω」の「Ω(オメガ)」は、ギリシア文字の最後の文字。「最後に位置する者」「究極の到達点」を暗示するかのようなこのナンバリングは、赤いガンダムの「gMS-α(アルファ=最初の文字)」、GFreDの「gMS-κ(カッパ)」と対比すると、gMS系列全体が一つの「アルファベット」として設計されていることを示唆しています。

サイコミュとは何か

GQuuuuuuXの最大の特徴は、サイコミュを搭載していることです。

サイコミュとは「サイコ・コミュニケーター」の略で、パイロットの脳波を読み取って機体の操縦に反映させるシステムのこと。ガンダムの世界では「ニュータイプ」と呼ばれる、通常の人間を超えた感知能力を持つ人々がおり、サイコミュはそのニュータイプの能力を機体制御に直結させるために開発されました。

普通のモビルスーツはレバーやペダルといった物理的な操縦装置で動かします。しかしサイコミュ搭載機は、パイロットの「意志」や「感情」が機体の動きに直接影響する。つまりパイロットの精神状態がそのまま戦闘力に跳ね返るのです。

GQuuuuuuXにサイコミュが搭載されている理由は、単に戦闘力を高めるためだけではありません。この機体は、ゼクノヴァ事件で消えたシャア・アズナブルの痕跡を検知するための「探知装置」としての役割も担っていると考えられています。シャリア・ブルがこの機体をクランバトルに投入した真の狙いは、戦闘によってサイコミュを活性化させ、シャアの残した「キラキラ」と呼ばれるニュータイプ共鳴の痕跡を捉えることにあったのです。

ジオンからクランバトルへ — 異例の運用経路

通常、ジオン軍の試作機が民間の非合法競技に投入されることなどあり得ません。しかしシャリア・ブルはあえてその常識外れのルートを選びました。

シャリアの指示を受け、GQuuuuuuXはサイド6のジャンクショップ「カネバン有限公司」を経由してクランバトルの世界へ持ち込まれます。カネバンの社長アンキーがスポンサーとなり、アマテ(マチュ)をパイロットとしてクランバトルに参戦させるチーム「ポメラニアンズ」が結成されました。

軍の試作機が民間人の少女に託され、違法な格闘試合で運用される——この一見するとムチャクチャな状況こそが、GQuuuuuuXという機体の物語的な面白さであり、本作全体の独特な空気感を生み出している要因です。

武装・装備一覧 — クランバトルを勝ち抜く力

GQuuuuuuXの武装は、正規軍の試作機らしい高い性能を持ちながらも、クランバトルという特殊な戦場に適応した構成になっています。クランバトルのルールは「相手の機体の頭部を破壊すれば勝ち」。敵の頭を的確に狙える精度と、自分の頭を守れる防御力の両方が求められます。

武装名 分類 特徴
トメノスケ・ヒートホーク 近接兵器 GQ主人公機初のヒート武器メイン装備
ビーム・サーベル(2本) 近接兵器 半月型発振器からリング状ビーム刃
ビーム・ライフル 射撃兵器 軍用スペックの中~遠距離火力
シールド 防御装備 Iフィールド発生器内蔵
バルカン 頭部内蔵火器 近距離牽制用

トメノスケ・ヒートホーク

GQuuuuuuXの象徴的な近接武器です。斧型のヒート兵器(熱で対象を切り裂く武器)で、TVアニメのガンダム主人公機としては初めてヒート兵器をメイン装備として採用した点が注目されます。「ヒートホーク」はもともとザクの代名詞的な武装であり、ジオン軍の伝統を受け継ぐGQuuuuuuXがこれをメインで振るうことには、設定上の整合性と物語上のシンボリズムが重ねられています。クランバトルの接近戦で絶大な威力を発揮し、マチュ=アマテの代名詞になりました。

ビーム・サーベル

半月型の発振器からリング状のビーム刃が出るという、独特な形状のビーム・サーベルを2本装備しています。通常のビーム・サーベルとは見た目も動作も異なり、ビームが「刀身」ではなく「リング」を描くという山下いくとならではの大胆な再解釈。ガンダムシリーズのお約束を踏襲しつつも、まったく新しいビジュアルを生み出しています。

ビーム・ライフル

中~遠距離での射撃戦に使用する射撃兵器です。クランバトルで使われる民間機の武装と比べると威力・射程ともに格段に上回っています。GQuuuuuuXがもともとジオン軍の試作機であるため、この性能差がマチュの連勝を支える大きな要因の一つでした。

シールド(Iフィールド発生器内蔵)

コンパクトな実体盾です。Iフィールド発生器(ビームを弾く装置)を内蔵しており、クランバトルの「頭部破壊で勝ち」というルールの中で、頭部を守る防御と攻撃の起点としての役割を兼ね備えています。

武装の本質 — 「強い」のではなく「場違い」

GQuuuuuuXの武装構成は、ガンダムシリーズの歴史の中で見れば突出したものではありません。しかし重要なのは、この「軍用試作機の装備」がクランバトルという非合法の闘技場に持ち込まれたときに何が起きるか、ということです。周囲が旧式の改修機ばかりの中に正規軍のフル装備が放り込まれる——草野球の試合にプロの選手が紛れ込んだようなもの。GQuuuuuuXの「強さ」は、その場にいるべきではない機体がそこにいるという構造から生まれているのです。

エンディミオン・ユニット覚醒 — 機体が「目覚める」とき

GQuuuuuuXの真の姿。それがエンディミオン・ユニット覚醒です。物語の後半、この機体に眠っていた能力が解放されたとき、GQuuuuuuXはクランバトルの競技用機体という枠を完全に超越した存在へと変貌を遂げます。

エンディミオン・ユニットとは

エンディミオン・ユニットは、GQuuuuuuXに秘められた特殊な覚醒システムです。通常時のGQuuuuuuXは、あくまで「高性能な試作機」の範疇に留まっています。しかしエンディミオン・ユニットが起動すると、機体の外装が展開・変形し、まったく異なるシルエットとなります。

覚醒時の最も大きな変化は頭部です。通常時は赤いブレードアンテナが顔全体を覆い隠す「仮面」のような状態ですが、覚醒するとボルトが外れてアンテナが左右に展開し、隠されていたツインアイ(二つ目)が露出します。ここで初めて「ガンダム顔」が現れるという、ドラマチックな演出になっています。

最終回で古谷徹が声を当てた「エンディミオン・ユニット」の声は、この覚醒システムそのものがニュータイプの意識と接続していることを示唆する、衝撃的な演出でした。ファンの間では「エンディミオン=アムロの残滓ではないか」という考察が噴出し、放送終了後もSNSを賑わせ続けています。

「キラキラ」との関連

覚醒のカギとなるのが、作中で「キラキラ」と呼ばれるニュータイプ共鳴現象です。

「キラキラ」とは、ニュータイプ同士が感応(お互いの意識が通じ合うこと)したときに発生する極彩色の光の現象です。もともとは初代『機動戦士ガンダム』で、アムロ・レイとララァ・スンが感応するシーンで描かれた象徴的な映像表現でした。『GQuuuuuuX』ではこの「キラキラ」が物語全体を貫くモチーフとして昇華されています。

最終回で明かされた驚愕の真実——『GQuuuuuuX』の世界そのものが、ララァの「シャアが白いガンダムに殺されない世界」への願いから生まれた並行宇宙であったこと——は、キラキラが単なる視覚効果ではなく「世界の成り立ちそのもの」に関わる現象であることを示しました。

戦闘力の劇的な変化

覚醒状態のGQuuuuuuXは、通常時とは比較にならない戦闘力を発揮します。

  • 機動性の飛躍的向上: サイコミュがパイロットの意志を先読みするかのように機体を動かし、あらゆる攻撃を回避しながら反撃を加えることが可能に
  • 攻撃力の増大: ビーム兵器の出力が格段に上がり、通常時では傷一つつけられなかった重装甲の機体すら一撃で貫通するほどの火力を発揮
  • サイコミュ兵装の解放: パイロットの意志で遠隔操作できる攻撃端末が展開され、全方位からの同時攻撃が可能に

ただしこの覚醒にはリスクも伴います。パイロットの精神に多大な負荷がかかり、機体とパイロットの境界があいまいになっていく——それは、かつてシャアがゼクノヴァ事件で経験した「消失」と地続きの現象でもあるのです。

パイロット:アマテ・ユズリハ(マチュ)

GQuuuuuuXを語るうえで、パイロットであるアマテ・ユズリハ(声優:黒沢ともよ)の存在を抜きにすることはできません。

「あたしが関係ないわけないじゃん! ニャアンのことなんだから!」

戦争難民の少女ニャアンを守るために戦うと決めたアマテのこの一言は、GQuuuuuuXという機体の戦いに明確な意味を与えた瞬間でした。

アマテ・ユズリハという人物

サイド6のイズマ・コロニーで暮らすごく普通の女子高生です。モビルスーツに乗ったこともなければ、軍事訓練を受けたこともない。しかし彼女には、自分でも気づいていなかったニュータイプとしての潜在能力がありました。ニャアンとの出会いをきっかけに、「マチュ」というエントリーネームでクランバトルの世界に飛び込みます。

ガンダムシリーズの主人公は、アムロ・レイ以来「戦争に巻き込まれる少年」が定番でしたが、アマテは「違法な格闘試合に自分の意志で飛び込む少女」。しかもその動機は国家や戦争ではなく、友人を守ること。この設定の刷新が、GQuuuuuuXという機体の物語にも新しい色彩を与えています。

操縦スタイル — 直感と感情で動く

アマテの操縦は「直感型」。戦術理論ではなく、サイコミュを通じて機体と感覚的につながり、ほとんど本能的にGQuuuuuuXを動かしています。

アマテが怒れば機体の攻撃は苛烈になり、守りたいものがあれば機体は鉄壁の防御を見せる。機体がパイロットの心を映す鏡であるかのように、アマテの感情の起伏がそのまま戦闘の展開を左右します。

クランバトルでは、多くのパイロットが射撃戦を中心に距離をとって戦う中、マチュは臆することなく敵機に接近し、一気に決着をつける。その大胆すぎる戦法は対戦相手にとって脅威であり、ネット配信の視聴者の間でもたちまち話題になりました。

gMS系列の系譜 — Ω(オメガ)は何を意味するか

GQuuuuuuXは単独で存在する機体ではありません。「gMS」という型式接頭辞を共有する系列機が複数存在し、それらは物語の中で互いに深く関係しています。

型式番号 機体名 パイロット 特徴
gMS-α 赤いガンダム シャア・アズナブル → シュウジ・イトウ 連邦のRX-78-02を鹵獲・改修。α型サイコミュ搭載
gMS-κ GFreD(ジフレド) ニャアン GQuuuuuuXの姉妹機。エヴァ初号機を連想させるカラーリング
gMS-Ω GQuuuuuuX(ジークアクス) アマテ・ユズリハ エンディミオン・ユニット搭載。シャア捜索用の試作機

「α・κ・Ω」の関係

gMS系列はギリシア文字で分類されており、赤いガンダムが「α(アルファ=始まり)」、GQuuuuuuXが「Ω(オメガ=終わり)」と対になっています。これは単なる型番ではなく、物語構造そのものを反映しています。赤いガンダムが「すべての始まり」——シャアによるガンダム鹵獲とジオンの勝利——を象徴するなら、GQuuuuuuXは「すべての終わり」——ララァが作り出した並行世界の到達点——を象徴する存在なのです。

GFreDの「κ(カッパ)」はアルファベットの10番目。α(1番目)とΩ(24番目・最後)の間に位置し、物語上も赤いガンダムとGQuuuuuuXの「間を繋ぐ」役割を果たしました。

GFreD(ジフレド)との共鳴

GQuuuuuuXを理解するうえで、もう一つ知っておくべき機体がGFreD(ジフレド)です。

GFreDはGQuuuuuuXと共通のデザイン要素——似たプロポーション、似た関節構造、互換性のあるサイコミュシステム——を持つ姉妹機。パイロットはアマテの親友ニャアンです。第8話ではパイロットが乗っていない状態にもかかわらず、GFreDが自律的に動いてニャアンを守る場面が描かれ、「エヴァの暴走みたいだ」とSNSで大きな話題を呼びました。

両機が近接すると、サイコミュ同士が共鳴してキラキラ現象が増幅されることが作中で描かれており、この共鳴は物語終盤の展開を大きく左右する重要な要素です。

デザインノート — 山下いくとが描いた「新しいガンダム」

GQuuuuuuXのメカニカルデザインを手がけたのは、山下いくと。『新世紀エヴァンゲリオン』のメカニックデザインで知られるデザイナーです。

従来のガンダムとの決定的な違い

  • 有機的な曲線: 従来のMSが直線的・角張ったシルエットなのに対し、GQuuuuuuXは生物的な曲線を多用。「機械」よりも「生き物」に近い印象
  • 独特の脚部デザイン: フェアリング(整流カバー)のような形状で、そのままスラスター(推進装置)に直結する足首。逆関節的な構造
  • 二段階の頭部: 通常時は赤いブレードアンテナが顔を覆い隠し、覚醒時にアンテナが展開してツインアイが露出。「仮面をかぶったガンダム」という斬新なコンセプト
  • カンチレバー式の関節: ヒジやヒザに従来のブロック型関節ではなく、一軸で直接つながる構造を採用。人体に近い動きを実現
  • カラーリング: 白(メイン)・青・赤のトリコロール系だが、白と青の面積が大きく、赤はアンテナや足首などポイント使い

山下いくとの意図は「エヴァンゲリオンのデザイナーがガンダムを作ったらどうなるか」というコンセプト。ガンダムの伝統である「平面が多い機械的デザイン」に対し、「装甲をまとった人体」というアプローチを取っています。

鶴巻和哉監督との連携

メカデザインは単独で完成するものではなく、監督の映像演出と密接に連動しています。鶴巻和哉監督はインタビューで「当初は大人しいデザインだったが、作っていくうちに加速がついて止まらなくなった」と語っており、GQuuuuuuXのデザインが制作過程で進化し続けたことがうかがえます。

文化的影響とファン反応 — 「エヴァなのかガンダムなのか」論争

SNSを席巻した「エヴァっぽい」議論

GQuuuuuuXの放送開始直後から、SNS上では「これはガンダムなのかエヴァなのか」という議論が沸き起こりました。山下いくとによる有機的なメカデザイン、スタジオカラー(エヴァンゲリオンの制作会社)との共同制作、鶴巻和哉(シン・エヴァンゲリオンの監督)の起用——こうした要素が重なり、「エヴァっぽい」という声は放送を通じて絶えませんでした。

特に第8話でGFreDがパイロット不在で動き出す場面は、『エヴァンゲリオン』で初号機が暴走するシーンとの類似を指摘され、大きな話題に。これに対して庵野秀明は公式SNSを通じて「『エヴァ』みたいなカットがいくつかありますが、自分の仕業というのは誤解です」とコメントし、これが「庵野のやったことではない」という証言としてさらに拡散されるという、独特の盛り上がりを見せました。

第11話「キュアキャスバル」の衝撃

2025年6月17日放送の第11話では、消息不明だったシャア・アズナブルが光に包まれながら赤い軍服と仮面姿に「変身」する場面が描かれ、SNSが一気に沸騰。「魔法少女かよ」「キュアキャスバルだ」というコメントがX(旧Twitter)のトレンドを席巻し、ガンダムファン以外の層にも広く拡散されました。

シャア本人は「こんなことまで起こってしまう。これが彼女(ララァ)の覚えている私の姿なのだろう」と冷静にコメントしており、演出の大仰さとキャラクターの冷めたリアクションのギャップが視聴者の笑いとカタルシスを同時に引き出しました。

最終回のレジェンド声優共演

最終回(第12話)では、池田秀一(初代シャア)、古谷徹(初代アムロ)、潘恵子(初代ララァ)というレジェンド声優が出演。45年以上の歴史を持つガンダムシリーズの「原点」がGQuuuuuuXという新しい作品の中で交差する瞬間は、SNS上で「泣いた」「鳥肌が止まらない」という反応が殺到しました。

数字で見る社会現象

GQuuuuuuXの文化的インパクトは、単なるアニメの域を超えていました。

  • 公式SNSが「謎のモビルスーツ」(RX-78-2のことを「あちら側のモビルスーツ」として紹介)を投稿した際、7時間で約8万いいねを記録
  • 秋葉原に期間限定公式ショップがオープンし、赤いガンダム・シャア関連グッズが人気を博す
  • 庵野秀明が放送終了後に「ジークアクスロス」を感じさせるコメントを公開し、制作陣の間でもこの作品が特別な存在だったことが明かされた

作中での活躍ハイライト

第1フェーズ:クランバトル参戦(序盤)

モビルスーツに乗ったことすらない少女が、サイコミュ搭載の試作機に放り込まれ、いきなり実戦。GQuuuuuuXのサイコミュがアマテの潜在能力を引き出し、初戦から予想外の戦果を上げます。チーム「ポメラニアンズ」の一員として連勝を重ねていくクランバトル序盤パートは、ガンダムシリーズではあまり見られなかった「スポーツ的」な興奮が新鮮です。

第2フェーズ:赤いガンダムとの邂逅(中盤)

シュウジ・イトウが駆る赤いガンダムとの遭遇。2機のサイコミュが共鳴し、最初の大規模なキラキラ現象が発生。クランバトルという閉じた世界から、シャア・アズナブルの謎、ゼクノヴァ事件の真相という大きな物語へとスケールが広がる転換点です。

第3フェーズ:エンディミオン・ユニット覚醒と最終決戦(終盤)

アマテの感情がピークに達し、GQuuuuuuXのエンディミオン・ユニットが完全覚醒。極彩色の「キラキラ」に包まれたGQuuuuuuXは、初代『機動戦士ガンダム』のラストシューティングの構図を踏襲しつつ、立場と意味を逆転させた圧巻のクライマックスを展開。最終話では、この世界が「最初の一歩を踏み出す」瞬間が描かれ、GQuuuuuuXという機体はその一歩を象徴する存在として物語に永遠に刻まれました。

ガンプラガイド — GQuuuuuuXを手元に

HG 1/144 GQuuuuuuX(通常版)

項目 詳細
価格 2,200円(税込)
発売日 2025年1月17日
スケール 1/144
特徴 RG並みの極小パーツ使用。HGとしては最高峰の色分け

劇場版公開に合わせた第1弾キット。山下いくとデザインの特徴的な脚部の立体化が最大の見どころです。HGながらリアルグレード並みの繊細なパーツ分割で、完成時の情報量は同価格帯のHGを大きく凌駕します。逆にパーツが細かい分、組み立てには少しコツが要る中級者向け。モノアイではなくツインアイが覗く頭部(通常時は覆い隠されていますが)のディテールは一見の価値あり。

HG 1/144 GQuuuuuuX(エンディミオン・ユニット覚醒時)

項目 詳細
価格 2,860円(税込)
発売日 2026年1月10日
スケール 1/144
特徴 頭部ユニット開閉ギミック搭載。PETシートのエフェクト付き

覚醒状態を再現したキット。最大の見どころは頭部ユニットの開閉ギミック——赤いブレードアンテナが展開し、隠されていたガンダム顔が現れる、劇中のあの瞬間をプラモデルで再現できます。PETシートで再現されたキラキラエフェクトも付属し、ディスプレイ映えは抜群。

HG 1/144 GFreD(ジフレド)

項目 詳細
価格 2,530円(税込)
発売日 2025年8月2日
スケール 1/144
特徴 頭部差し替えで非展開/展開状態を再現可能

GQuuuuuuXの姉妹機。頭部は差し替えで「非展開状態」と「展開状態」をそれぞれ再現可能です。紫と緑のカラーリングはエヴァ初号機を連想させ、SNSでは「やっぱりエヴァじゃん」と話題に。GQuuuuuuXと並べて飾ることで、両機の共通点と差異を視覚的に楽しめます。

METAL ROBOT魂 GQuuuuuuX

項目 詳細
価格 19,800円(税込)
発売日 2025年9月
全高 約155mm
素材 ABS & ダイキャスト & PVC

ガンプラではなくBANDAI SPIRITSの完成品フィギュアですが、GQuuuuuuXの立体物として最高峰の一つ。ダイキャスト(金属)パーツによる重量感と、塗装済みの美しい仕上がりは、プラモデルでは再現が難しい満足感があります。

どちらを買うべき?

あなたのタイプ おすすめキット
初めてのガンプラなら HG GQuuuuuuX通常版(2,200円)
物語を観終わったなら HG エンディミオン・ユニット覚醒版(2,860円)
姉妹機も揃えたいなら HG GFreD(2,530円)を追加
最高品質を求めるなら METAL ROBOT魂 GQuuuuuuX(19,800円)
全部揃えたいなら 通常版+覚醒版+GFreDの3体セットで7,590円

関連記事リンク

出典

  • TVアニメ『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』本編(全12話、2025年4月~6月放送 / 日本テレビ系)
  • 劇場版『GQuuuuuuX -Beginning-』(2025年1月17日公開 / 東宝・バンダイナムコフィルムワークス)
  • 機動戦士Gundam GQuuuuuuX 公式サイト(gquuuuuux-gundam.net)
  • BANDAI SPIRITS ガンプラ公式サイト(bandai-hobby.net)
  • 月刊ガンダムエース 2025年各号掲載 山下いくとインタビュー
  • アニメージュ 2025年 鶴巻和哉監督インタビュー
  • ダイヤモンド・オンライン 鶴巻和哉インタビュー(2025年)
  • GAME Watch「ガンダム ジークアクス」第12話レビュー
  • 庵野秀明コメント((株)カラー 2号機 公式SNS、2025年5月29日)

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